外貨で割り勘するときの、3つの疑問

海外旅行で割り勘アプリを使うと、ウォンやドルで払った分を、あとで円に換算して精算することになります。そのとき、こんな疑問が出てきませんか?

  • 「このレートは、いつのレート? 入力した日? 精算する日?」
  • 「実際に両替したレートと違う。変えられないの?」
  • 「余ったドルで精算したい。円じゃなくて外貨のまま精算できる?」

この記事では、割り勘アプリが外貨を円に換算する仕組みを整理したうえで、レートの変え方、外貨のまま精算する方法、揉めないレートの決め方を解説します。


割り勘アプリが使うのは「その日の相場」

割り勘アプリが自動で使う為替レートは、外国為替の市場のその日の相場です。両替所やクレジットカードのレートとは、少し違います。

レートの種類どんなレートか
割り勘アプリの自動のレートその日の市場の相場。手数料は含まれない
両替所・銀行のレート相場に両替の手数料が上乗せされている。お店や国によって差が大きい
クレジットカードのレートカード会社のレートに、海外で使ったときの手数料(数%)が上乗せされる

そのため、「両替所で1ドル=○円で替えたのに、アプリの換算と合わない」ということが起きます。どちらかが間違っているわけではなく、どのレートで精算するかを決めていないのが原因です。


換算のタイミングは2通り

外貨を円に換算するタイミングは、アプリによって大きく2つに分かれます。

1. 立て替えを入力した時点のレートで換算する

入力した瞬間のレートで円に直して、その金額を記録する方式です。

  • よいところ:一度入力した金額は、あとから変わらない
  • 気になるところ:旅行の初日と最終日で、同じ1ドルでも換算の金額が変わる

2. 精算するときの最新のレートで換算する

外貨の金額のまま記録しておき、精算の画面を開いたときの最新のレートで円に直す方式です。

  • よいところ:旅行のすべての支払いが、同じレートで換算される
  • 気になるところ:精算を後回しにすると、その間に相場が動いて金額が変わる

Walica(ワリカ)とWaliProの違い

Walica(ワリカ)WaliPro
換算のタイミング立て替えを入力した時点のレート精算するときの最新のレート
レートの更新1日1回(日本時間の9時)1日1回(日本時間の0時)
実際に両替したレートで精算公式のよくある質問に記載なし✅ 通貨ごとに入力できる
外貨のまま精算Walica上では円のみ(海外版のSpliitoで可能)✅ 基準通貨を切り替える
対応する通貨すべての外貨159通貨

(2026年10月27日時点の各公式サイト・よくある質問の記載をもとに作成)

Walicaは、公式のよくある質問で「立て替えを入力した際に、最新のレートが適用され登録される」と案内しています。WaliProは外貨の金額のまま記録しておき、支払い一覧や精算の画面で、その日の相場で円に換算します。


実際に両替したレートで精算したいとき

「アプリの相場ではなく、みんなで両替したときのレートで精算したい」という場合は、レートを自分で入力します。

WaliProの場合

  1. グループの画面で、グループ名の横の編集ボタンを押す
  2. 「実際に両替したレートで精算する」を押す
  3. 通貨ごとに「1ドル=○円」の形でレートを入力して保存する

入力すると、そのグループのその通貨の支払いは、すべてそのレートで換算されます。空欄にした通貨は、毎日更新される相場で換算されます。

Walicaの場合

Walicaの公式のよくある質問には、レートを自分で入力する方法の記載がありません。使う前に、グループの画面で確かめておくと安心です。どうしても両替したレートで精算したい場合は、外貨ではなく、両替したレートで換算した円の金額で入力する方法もあります。


外貨のまま精算したいとき

旅行の最終日に、余った現地のお金で精算を済ませたいこともあります。

WaliProの場合

グループの編集画面で「基準通貨」を、精算したい通貨(たとえば米ドル)に切り替えます。精算の画面の金額が、すべてその通貨で表示されます。円で精算したくなったら、基準通貨を日本円に戻すだけです。

Walicaの場合

公式のよくある質問によると、Walica上では精算の通貨は円だけです。外貨で精算したい場合は、海外向けのサービス「Spliito(スプリット)」を使う方法が案内されています。グループのURLの「walica.jp」の部分を「spliito.com」に書き換えて開き、グループの編集ページから精算の通貨を変える手順です。


揉めないためのレートの決め方

どのアプリを使う場合でも、旅行の前に「どのレートで精算するか」を決めておくのが一番の対策です。選び方は「アプリの相場に任せる」「両替したときのレートに固定する」「カードの請求額(円)で記録する」の3つが基本です。

それぞれの向き・不向きと、現金・カード・両替が混ざるときの記録のしかたは、海外旅行の割り勘どうする?現金・カード・両替レートと精算のやり方でくわしく解説しています。


通貨が見つからないとき

割り勘アプリによって、使える通貨の数は違います。行き先の通貨があるかは、出発前に確かめておきましょう。

WaliProは、日本円を含む159通貨に対応しています。韓国ウォン・台湾ドル・タイバーツ・ベトナムドン・米ドル・ユーロのほか、中東・アフリカ・南米の通貨も、毎日更新される相場で自動で換算します。通貨を選ぶ画面では、通貨名やコードだけでなく、「ドバイ」「バリ」「ハワイ」のような国や地域の名前でも探せます。


よくある質問

Q. レートはいつ更新される?

アプリによって違います。Walicaは毎日日本時間の9時、WaliProは毎日日本時間の0時に更新しています(各公式の案内による)。どちらも1日1回なので、1日の中での細かい相場の動きは反映されません。

Q. 旅行中と帰国後で、精算の金額が変わるのはなぜ?

精算するときの最新のレートで換算するアプリでは、相場が動くと、円に直した金額も変わります。金額を固定したい場合は、両替したレートを入力するか、帰国後すぐに精算を済ませましょう。

Q. 余った外貨はどうする?

誰か1人が余った外貨をまとめて引き取り、その分を円で精算するのがかんたんです。外貨のまま精算できるアプリなら、余った外貨で精算を済ませる方法もあります。韓国旅行の例は韓国旅行の割り勘どうする?で紹介しています。


まとめ:レートは「仕組み」を知って、旅行前に決めておく

  • 割り勘アプリの自動のレートは、その日の相場。両替所やカードのレートとは少し違う
  • 換算のタイミングは「入力した時点」と「精算するとき」の2通り。Walicaは入力した時点、WaliProは精算するとき
  • 両替したレートで精算したいときは、WaliProなら通貨ごとにレートを入力できる
  • 外貨のまま精算したいときは、WaliProは基準通貨を切り替える。Walicaは海外版のSpliitoを使う
  • どのアプリでも、旅行の前にどのレートで精算するかを決めておくと揉めない

WaliProは、登録不要・無料で使える割り勘アプリです。159通貨に対応していて、両替したレートでの精算や、外貨のままの精算もできます。

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参考:

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