「割り勘」を英語で言うと?
日本語の「割り勘」にあたる英語表現はいくつかあります。代表的なものを先に紹介します。
- Go Dutch(最も一般的)
- Split the bill(請求書を割る)
- Split it evenly(均等に割る)
- Pay separately(別々に払う)
- Each pay their own(それぞれ自分の分を払う)
このうち日常会話で最もよく使われるのが “go Dutch” と “split the bill” です。
“Go Dutch”とは?語源と由来
意味
“Go Dutch”は「割り勘にする」という意味のイディオムです。
使い方の例:
- “Let’s go Dutch.” (割り勘にしましょう)
- “Do you want to go Dutch?” (割り勘でいい?)
- “We went Dutch on dinner.” (夕食は割り勘にした)
由来:なぜ”Dutch(オランダ)”?
“Go Dutch”がなぜ割り勘を意味するのか、語源には諸説ありますが、最も有力な説は17〜18世紀の英蘭対立に由来します。
当時のイギリス人はオランダ人を「けちで自分勝手」というイメージで揶揄しており、“Dutch”を使った否定的な表現が多く生まれました。「割り勘(自分の分だけ払う)」という行為を”Dutch”と呼んだのも、その名残とされています。
ちなみに他にも “Dutch courage”(お酒の力で出る勇気)、“Dutch uncle”(厳しくお説教する人)など、“Dutch”を使った皮肉的な表現が英語には複数存在します。
現代では特に否定的なニュアンスはなく、“go Dutch”は単純に「割り勘」を意味するごく普通の表現として使われています。
“Split the bill”との違い
“Go Dutch”と並んでよく使われる表現が “split the bill” です。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| Go Dutch | 「割り勘にする」という行為そのもの。均等割りのイメージが強い |
| Split the bill | 「請求書を分ける」。均等割りだけでなく、それぞれが頼んだものを払う場合にも使う |
| Pay separately | 「別々に払う」。お店に対して「別会計にしてください」と頼むときに使う |
使い分けの例:
- 友達に「割り勘にしよう」と提案するとき → “Let’s go Dutch” / “Let’s split the bill”
- お店のスタッフに「別会計でお願いします」と頼むとき → “Can we pay separately?” / “Separate checks, please.”
外国人との食事で使える英語フレーズ集
外国人の友人や同僚と食事するときに役立つフレーズをまとめました。
割り勘を提案するとき
- “Let’s go Dutch.” (割り勘にしましょう)
- “Shall we split the bill?” (請求書を割りましょうか?)
- “How about we split it?” (割り勘にしない?)
均等割りを提案するとき
- “Let’s split it evenly.” (均等に割りましょう)
- “Let’s divide it equally.” (平等に分けましょう)
別会計をお店に頼むとき
- “Separate checks, please.” (別々の請求書でお願いします)
- “Can we pay separately?” (別々に払えますか?)
おごりを提案するとき
- “It’s on me.” (私がおごります)
- “I’ll treat you.” (ごちそうします)
- “My treat!” (おごるよ!)
誰かがおごってくれたときのお礼
- “Thank you for treating me.” (ごちそうさまでした)
- “I’ll get it next time.” (次は私が払います)
国によって割り勘の文化は違う
「割り勘が当たり前」という感覚は、実は国によってかなり異なります。
割り勘が一般的な国・地域
- 日本・韓国・台湾などの東アジア
- アメリカ・カナダ(友人間では一般的)
- 北欧諸国(平等意識が強い)
おごりあいの文化がある国・地域
- 中国・韓国(特に年上がおごる文化がある)
- 中東・南欧の一部(ホスピタリティとしておごる文化)
- ラテンアメリカの一部
覚えておきたいポイント: 韓国は若者の間では割り勘が広まっていますが、年上・上司がいる場面では年上がおごる文化が根強く残っています。文化的背景を知っておくと、外国人との食事でスムーズにコミュニケーションが取れます。
「傾斜割り勘」は英語でなんて言う?
日本語の「傾斜割り勘」(負担割合を変える割り勘)は英語に直訳できる一般的な表現がありません。説明するとすれば:
- “Split the bill based on what we ordered.” (注文した量に応じて割る)
- “Let’s adjust the split—I’ll pay a bit more.” (少し多めに出しますね)
- “Proportional split” (比率に応じた割り勘)
日本独自の細やかな精算文化が「傾斜割り勘」という言葉を生んだとも言えます。
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まとめ
「割り勘」を英語で言うときは場面に応じて使い分けましょう。
- 友達に割り勘を提案する → “Let’s go Dutch” / “Let’s split the bill”
- お店に別会計を頼む → “Separate checks, please”
- おごるとき → “It’s on me”
“Go Dutch”の由来がオランダ人への揶揄だったとは、少し驚きですよね。現代では普通に使われる表現なので、外国人との食事の場で自然に使ってみてください。
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